YAPC::Kyoto 2023 参加記
3/18, 3/19 に開催されていた YAPC::Kyoto 2023 に参加してきたのでその振り返りや感想を書いていきます。
今回はカンファレンスがどのように運営されているのかを勉強したかったのと、知り合いを増やしたかったことからボランティアスタッフとして参加していました。
また前日祭の企業対抗LTマッチでも登壇しました。
前日祭まで
一応だいぶ前から企業対抗LTマッチのLTの準備はしていたのですが、ブランクがあったり直前までネタを決め切れていなかったためギリギリまで資料作りや準備をする羽目になってました。
特にコロナ禍以降あまり使っていなかったノートPCにLT用の環境を構築するのに四苦八苦*1していて、結果ほぼ寝ていない状態で前日祭を迎えることになってしまいました。
自分の使う道具のメンテを怠ってはいけませんね。。。
前日祭
そんな感じで最悪のコンディションで前日祭を迎えることになってしまいました。
当日ボランティアスタッフは14時集合だったのですが、5分ほど遅れて到着したらノベルティの詰め込み、次の日の進行の説明を聞いているくらいだった
企業対抗LTマッチでは「AstroNvimを使おう!」というタイトルで発表しました。
当日PCがプロジェクターに繋げられないことが発覚しなんとか同じ会社の人にPCを借りることで発表できたのですが、予定通りに発表を進められず時間オーバーしてしまったことや、ライブデモができなくてAstroNvimの魅力をちゃんと伝えれなず失敗してしまいました。
ネタ選定や伝えたいことの選別も失敗していた感じがするので今回のLTを反省して次回以降よいLTをできるようになりたいです。
LTで失敗して落ち込んでいたので後のことはあまり覚えていないのですが、新卒の方でもLTがすごい上手な方が多くてすごいなあと思って見ていました。
疲れていたので前日祭の日は懇親会などには参加せずすぐに帰宅して寝ました。
当日
当日はよく寝れたので良いコンディションで臨むことができました。
自分はアトリウム担当でした。
カンファレンスのスタッフの経験がなかったのでちゃんと仕事ができるか不安だったのですが、masawada さんの的確な指示のおかげでちゃんとこなせた気がします。
Perl神社の設営も手伝ったのですが、京都らしさというか日本の伝統文化とPerl文化が融合した感じがとても良かったです
始まってからは主にトーク後の質問のマイクを観客に向ける係をしていました。
スタッフやりながらだったのでトークはずっと集中して聴くことができませんでしたが、特に記憶に残っているのが次のトークです。
売上と開発環境を同時に改善するために既存のPerl Web アプリケーションをどのようにリプレイスするか
現在も成長し続けているサービスの施策や開発を行い続けつつ、開発体験を良くするためのリプレイスを行うのをどのように進めていったかという話でした。
自分は大規模なリプレイスは行ったことがないので興味深く聴かせていただきました。
Perlを技術課題としてしまわずにPerlの良いところを活かしつつリプレイスを進めているところはとてもいいなと思いましたし、新しいコードで古いコードを包んだりリプレイスが完了したリクエストエンドポイントからロードバランサで新しいアプリケーションサーバにリクエストを振り分けるなどといった段階的にリプレイスを進める手法は今後自分も参考にすることがありそうなので覚えておきたいです。
デプロイ今昔物語 〜CGIからサーバーレスまで〜
前半のCGIや素朴なPlackアプリケーションのデプロイをしている様子を見ていると学生時代CGIゲームを改造してたりPlackを試行錯誤してたころを思い出しノスタルジーを感じれてよかったです。
後半のデプロイ手法の紹介では自分の知らなかったオートスケールする環境に適した手法やコンテナを使っている場合の手法などが紹介されていてとても勉強になりました。
他の部屋のトークで気になっていたけど見れなかったトークも多いのでアーカイブが公開されたら見たいですね。
ボランティアスタッフは終わった後が一番忙しくて会場が閉まるまでに必死に片付けたり荷物を運んでいました。
懇親会
懇親会ではずっと会いたかった人と話せたりPerlの濃い話ができました。
特にPerlを勉強し始めた頃にブログ記事など読ませてもらってとてもお世話になったゆーすけべーさんとはじめて話せたのはとても嬉しかったです。
あなぐらくん、うたがわさん、こばけんさんなどとPerlの型やgRPCの話をしたり、charsbarさんとこれからの Perl とても期待できそうで楽しみだよね、みたいな話もしました。
懇親会のあとははてなのオフィスにお邪魔したり、終電がなくなっちゃったので始発まで焼肉にいってから帰宅しました。
翌日は何も活動できなかったです・・・
感想
久しぶりのオフラインYAPC、とても楽しかったです。
しばらくお話できていなかったPerlコミュニティの方やモバファクを退職された方ともお話することができましたし、やっぱりオフラインでのコミュニケーションはオンラインだと難しい双方向性があっていいですね。
ボランティアスタッフも経験がなかったのでちゃんとできるか不安だったのですが、おかげさまでちゃんと仕事はできて、カンファレンスがどのように準備されてるのかその一端を勉強することもできました。
あと今回になってようやく、知り合いというか、話せる人がかなり増えてきた感じがあって嬉しかったです。
初参加の2017年は本当に誰とも会話せずに帰宅しましたし、2018年は頑張って何人かに話しかけてみたものの自分の気力がもたず消化不良に終わった感じで後悔がありました。
とてもスローペースですが、2019年以降 YAPC や Japan.pm でトークを頑張ったことで僕のことを知ってくださっている方が増えてきた気がします。
普段よく参加している Ooimachi.pm の皆さんにもとても助けられているなと思っていて、感謝を申し上げたいです。
今回キャパオーバーしてしまった感じがあるので無理はできないですが、次回は今回の反省を踏まえつつLTうまくできるようになりたいです。
余裕がありそうならまたカンファレンス運営にも携わりたいですね。
*1:前日にOSのアップデートを1回したあと再インストールしていた